犬のお悩み体験談

犬のトイレの失敗。その改善方法は。

犬トイレ

犬のトイレトレーニングによるしつけは完了しているのに、ときどきちょっとした失敗をしてしまう・・・。それは誰しも経験があるかもしれません。犬のトイレの失敗は、犬や環境によっていろいろなケースが考えられます。その失敗の状況によって対応を考えていくとよいでしょう。
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犬のトイレ 失敗ケース1【ペットシーツからはみ出す】

犬のトイレの失敗の中でも、どのご家庭でもよく経験するのが、ペットシーツからオシッコやウンチがはみ出してしまうというケースです。これは単純に犬の体格や行動に、ペットシーツなどトイレの大きさが適していないことが考えられます。

散歩中に犬が排泄する前に「クンクン」とその場のニオイをかぎ、くるくると回りながら場所を定めて用を足す姿を目にしたことがないでしょうか。人間のように排泄をもよおしたらサッサとトイレに向かい便器の蓋を開け、当たり前のようにスッと座って用を足してくる。犬はそんな事はありません。

犬が排泄する様子を観察してみると、犬は必ず排泄する前に鼻をつけて「クンクン」とニオイを確かめています。ウンチの際は更に念入りに場所を確かめるかのように、くるくる回りポジションを決めています。排泄時には野生の本能が目覚めるのでしょう。

そして、ニオイをかいでいる鼻の部分はペットシーツに収まっているのに「肝心なおしりの部分がペットシーツから出てるやないかーーーい!おしい!」ということがよくあります。または、犬の体格にペットシーツの大きさが適していないため、犬の体長がペットシーツの長さとほぼ同じとか。もうそうなると拷問です。はみ出さずにウンチするのは至難の業でしょう。それでは失敗するのも当然です。

「ペットシーツの上だけに排泄しなさい」というのは、人間の勝手な押し付けルールであって、そもそも犬の習性を無視した行動を強いているのですから。「トイレシーツから少しくらいはみ出してしまっても仕方がない」と思う気持ちで接していけばよいのではないでしょうか。

でもそうは言っても、毎回のお掃除もなかなか大変です。これからご紹介する方法は、実際に私がためしてみた解決策です。我が家ではこれで割とスムーズに改善することができました。

犬トイレシーツ

犬のトイレスペースを今までより広くしてみる

犬のトイレの失敗で、トイレからはみ出してしまうという場合は、ペットシーツを犬の体長の2倍以上にすることで、あっさりと解決できたりします。また、トイレトレーの下に、プラスチック板や、少し厚手のビニール製のテーブルマットなどを敷くことにより、失敗してはみ出してしまっても、簡単に拭き掃除もできるし、床にオシッコが染み込むのも防ぐことができます。

ビニール製のテーブルマットは、ホームセンターなどで希望の長さにカットして切り売りして頂けます。私は透明で厚さ2ミリ位のものがお気に入りです。近所のホームセンターにて90cm×100cm程度の長さで2,000円前後で調達しています。汚れてしまっても買い換え、廃棄も楽なので助かります。
テーブルマット

レジャーシートだと物によっては染み込んだり、繊維の目に臭いが残ったり、床に敷くとズレたりするのですが、少し厚手のビニール製のテーブルマットだと、床にピタッと貼りついてくれるのでズレも少なく、もちろん染み込みもなく、除菌スプレーでの掃除や丸洗いも手軽です。

それでもはみ出しが気になるという場合には、トイレスペースの周りをサークルで囲ってしまい、トイレ空間を認識しやすくすることで「おしりだけペットシーツからはみ出してるやないかーーい!」という現象も少なくなります。以上2点の環境を整えることで「ペットシーツからはみ出す」というお悩みは、思っていたより簡単に改善されました。

犬のトイレ 失敗ケース2【壁や床にオシッコがハネてしまう】

犬トイレトレー

壁や床にオシッコが飛散して困っているという場合は、壁をガードするためのペットトイレ商品が販売されていますので、それを利用してみるとよいかもしれません。店頭や通販などで2,000~6,000円前後で購入できます(犬の大きさや商品の種類によって価格が違います)また、100均ショップなどで揃う材料でも、壁をガードするための犬用トイレを作ることができます。

私は下記の材料で作りました

・メッシュパネル(ダイソーでは「ワイヤーネット」という名称)
・連結用ジョイント(ご家庭にある結束バンドでもOK)
・ダブルクリップや洗濯ばさみ(文具店や100均ショップ)

ワイヤーネット

連結ジョイント

メッシュパネル3枚を連結します↓

犬トイレ手作り 100均

ペットシーツを洗濯ばさみで取り付けます↓

犬トイレ手作り 100均

これがワイヤーネットを使って私が実際に作った「オシッコ飛散防止対策」の犬用トイレです。

洗濯ばさみで固定してある部分の壁面のペットシーツは、私はほとんど取り替えていません。逆に、その部分に飛散しているオシッコのニオイで、犬がトイレを認識しやすいのではないかとも思うので、汚れが気になってきたら取り替える程度です。

このように3面をガードすることで、犬のオシッコの飛散による壁の汚れは随分と防げるようになりました。うちには結束バンドと洗濯ばさみがあったので、メッシュパネルを3枚だけ購入し、300円程度で作ることができました。

また、小型犬であれば洗濯物を入れるカゴなどの一面だけを切り取って、そこにペットシーツを入れるという簡単な方法でも、トイレの囲いを代用することができます。まずは費用をかけずに、身の回りにある物を利用して様子をみてはいかがでしょうか。

洗濯カゴ

犬のトイレ 失敗ケース3【ペットシーツを破壊する】

次によく聞くのが「ペットシーツを噛んでボロボロに破壊する」ことにハマってしまう犬達です。ペットシーツには、あかちゃんのオムツのように水分を吸収するための吸水ポリマーが使用されています。万が一、犬がペットシーツを飲み込んでしまう習慣がついてしまうと、危険なのは言うまでもありません。最悪、病院で取り除く手術が必要になることも。

対策として、ペットシーツの上にメッシュの網が施されているトイレトレーが販売されています。昔はこのような商品はなかったのですが、販売されるに至ったということは、いかにペットシーツの破壊が犬達の間でブームかが伺えます(笑)ま、笑えませんね。

犬トイレトレー 網

また、この網があることで犬の足が直接ペットシーツに触れないため、オシッコが足裏につきにくいという利点があります。でも結局は網の部分にオシッコがかかっているので、そこを踏んでしまえば多少は濡れてしまうでしょう。それが気になる場合は、トイレの出入口に足ふきマットを敷くのもよいと思います。

ペットシーツの破壊は、たいていの場合はこの商品を使用する事で解決すると思いますが、なかにはそれでもトイレトレーやメッシュを破壊してボロボロにしてしまい、中のペットシーツを食べてしまう犬に悩んでいる方もいるようです。

そうなってしまったら「ではどうしてその行動を起こすのか」という根本を探り、解決することで直していかなければならないでしょう。ご家庭で犬がおかれている環境を、一度考慮してみて下さい。

犬に長時間一人で留守番をさせることが多くはないですか、毎日犬と触れ合う時間をとっていますか、十分な食事と栄養を摂れていますか、毎日散歩に行ったり一緒に遊んであげたりして、十分な運動をさせていますか。

庭で飼っている犬の場合、通りを歩く登下校の子供達、郵便やさん、鳥や虫、散歩をしている犬達。庭に落ちている枝で遊んだり、夏の暑い日には地面に穴を掘り冷たい土の上に寝転んでいます。心地よい風を感じたり、ご近所さんが犬に声をかけてくれたりと、自然な環境の中で過ごすことができます。

それに比べると、ずっと室内で過ごしている犬はどんな気持ちなのでしょうか。家の中でジッとただ時間が過ぎていくのを待つだけの毎日。ストレスもたまるし、ヒマも持て余しているのかもしれません。

留守番中には、犬用の知育玩具で、遊んでいるうちに中からおやつが出てくるようなおもちゃなどをいくつか与えてみる、家族がいる時には十分に触れ合う、朝夕は散歩に出かけて十分に運動する、というように、ペットシーツに執着することがなくなるよう、犬のおかれている環境で、一体何が必要なのかを考慮することからはじめてみましょう。

犬のトイレ 失敗ケース4【ウンチしながら前に進んでしまう】

これも「犬のトイレの失敗ケース1 ペットシーツからはみ出す」と同じような状況の悩みですが、最初からはみ出す失敗というよりは、最初はトイレ上にウンチをしているのですが、ウンチをしながらちょこちょこと前に進みながら用を足すうちに、トイレから出てしまっているというパターンです。

うちの愛犬は、たいていは1ヵ所でしてくれますが、ときどきこの現象が見られます。観察してみると、その失敗をする時は「便の状態があまり良くない時」に起こっていることが多い気がします。便秘気味でコロコロした小さなウンチの時や、逆にひどい下痢気味でビシャビシャな状態の時に移動しているようなのです。

便秘の時は一生懸命踏ん張ってウンチをしながら足がズレて行き、下痢の時には一度では出しきれずに、やはり踏ん張りながら前に移動してまた残りを絞り出しています。健康状態の良い便の時には、前に進むことなくすんなりと短時間で気持ちよく排便しているようです。

犬がウンチをしながらちょこちょこと前に進み、結果トイレからはみ出してしまう場合も、ケース1と2でご紹介したように「トイレスペース」をしっかりと設けることで改善できますが、同時に食事や運動などの健康状態にも目を向け、健康な排便ができるように促すとよいでしょう。

犬のトイレ 失敗ケース5【トイレではない場所に排泄してしまうことがある】

トイレトレーニングでトイレを覚えたはずなのに、トイレとは違う場所で粗相をしてしまう。というお悩みも、とくに珍しいことではありません。では考えられる原因は何なのでしょうか。

    • ◆ その場所に以前粗相してしまったオシッコの臭いが残ってしまっている
    • ◆ トイレの場所が遠くて間に合わなかった
    • ◆ 最近、ペットシーツなどのトイレ商品を変えた
    • ◆ トイレの場所を今までとは違う場所に移動した
    • ◆ トイレが汚れている
    • ◆ トイレの場所に、何か犬が嫌がる事象がある
    • ◆ 老化や何らかの健康状態の問題
    ◆ トイレの失敗で怒られた経験を覚えており、コソコソと隠れて排泄している

 
思い当たることはありますか。各ご家庭によって環境はさまざまだと思いますが、他にも何か思い当たる節があれば、それを改善してみるとよいかもしれません。

大きく分けると、トイレの場所や素材、衛生面などの「トイレ環境」。犬が嫌がる事象、例えば怖がるような音や物、嫌な記憶があるなどの「心理的問題」。老化や病気ケガなどによる「健康問題」になりますが、失敗しても決して怒鳴ったり、叩いたりしないようにしましょう。

毎回トイレのたびに違う場所でしてしまう場合は、そもそもトイレトレーニングがきちんとできていないのかもしれません。最初からトイレトレーニングをやり直してみましょう。
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まとめ

  • 失敗しない環境を整えることで改善していく
  • 犬がトイレに失敗してしまっても、決して怒鳴ったり叩いたりしないこと
  • 失敗してしまったらその場所にニオイが残らないようにしっかりと掃除する