犬のお悩み体験談

【ドッグフード】の添加物って大丈夫なの?国産のほうがいいの?

ラブラドール・レトリバー

ドッグフードの種類が豊富な昨今、いったいどれを選んだらよいのか迷ってしまうことも。値段が安くて無添加で栄養もあって。そんな都合のよい商品があれば最高なのですが・・・

ドッグフードが私たち消費者のもとに届くときにはすでに加工された状態です。使われている材料が安全なものなのか気になりますが、見た目だけでは何が入っているかわからないのが現状です。

国産と表記されたドッグフードは本当に安全なのか

日本人は何でも「国産」という言葉を聞くと、比較的安心する人が多い国民性です。国産と聞くと日本で栽培された野菜だったり、日本で育てた牛や鶏などで作られた食物を想像すると思います。

少なくとも私はそのような感覚をもってしまいがちです。では実際のところ、ドッグフードにおける「国産」とはどのようなものを指すのでしょうか。ちょっと気になりませんか。

日本では2009年に「ペットフード安全法」という法律が施行されました。ご興味のある方は環境省HPでご覧になることができます。

このペットフード安全法では(1)フードの名称(2)原材料名(3)賞味期限(4)製造業者の名称・住所(5)原産国名を表示することを義務付けています。

ということは(5)の「原産国名」に日本と表記されていれば、日本で作られた原材料が使用されているのでしょうか。

いいえ。実はそうとは限りません。原産国というのは、最終的に「実質的な変更を加える加工、製造」が行われた国という意味なのです。

ようするに、中国で栽培された作物であっても、その他外国で育てられた牛や鶏であっても、最終的に日本で加工をすれば原産国は日本とみなされるので「国産」と表記してもよいのです。

このように、ドッグフードのパッケージに「国産」と書かれていたとしても、「フードに使用されている原料が日本で作られているとは限らない」ということをご存じだったでしょうか。

添加物が入ったドッグフードによる悲劇

フードによって犬の食いつきの良し悪しを感じたことはありませんか?喜んでムシャムシャと食べる姿を見ると「きっと美味しいのだろう。これが愛犬に合っているのかな」などと思ってしまいがちです。

しかし犬はその食事が健康に良いか悪いかなどを考えて食べてはいません。食いつきがよいということは、強いニオイに反応して飛びついてしまっているだけです。

では「食いつき」をよくするためにメーカーがしていることは何だと思いますか?そうです。着香料を使用すればよいのです。

ドッグフードを手に取ったときに油っぽい感触はありませんか?手に油っぽさを感じるようであれば、それは廃油がスプレーされたフードかもしれません。そのようなフードはお湯でふやかしてみるとウッとなる嫌な臭いがします。

もちろん廃油が健康によいわけがありません。酸化した油の摂取は嘔吐、下痢、アレルギー発症、動脈硬化など健康を害するさまざまな危険性があります。

また、病院にかかっても愛犬の涙やけがなかなか治らずに困っている方は、もしかしたらフードに含まれる油や添加物などが影響している可能性も考えられます。

不必要な添加物が含まれず、オーガニックの良質なフードに変えることで、涙やけが改善した例もあります。毎日の食事がいかに体へ影響をもたらすかがわかります。

ドッグフード
フードの色にしても同じこと。真っ茶色だけのフードより、着色料によって緑や橙などの色づけされた粒が混ざっていると「野菜が入っていて栄養なのかな」と錯覚します。

消費者の購買意欲を高めるのに、添加物は都合の良いアイテムなのです。私たち消費者が見た目や食いつきがよいという理由だけでフードを選ぶのであれば、当然メーカーも品質や安全性を後回しにして、売れるための策略を優先するでしょう。

結果的にペットの安全が置き去りにされてしまう。そんな悪循環にならないよう、私たち飼い主は安全なフードを選択する目を養うことが必要だと感じます。

値段の安いドッグフードのからくり

値段

確かに値段が安いことは消費者にとってはありがたいことです。しかしその反面、低価格ということはその裏側には何らかの合理的な理由があるということです。

病気で死んだ家畜、廃棄食材、遺伝子組換え作物、中国産の肉骨粉などの原料を使って出来上がったフードでも、中身が目に見えるわけではありませんからね。

原料に残留した農薬、ホルモン剤抗生物質、酸化防止剤。これらを毎日の食事で摂取していたら、いずれは内臓も悲鳴をあげることは想像に難くないでしょう。

フードメーカーもボランティアでペットの餌を提供しているわけではありません。低価格で提供するための然るべき相関関係があって当然なのかもしれません。

安さだけでフードを選んでいると将来的に、もしかしたら結局は医療費の負担のほうが大きくなってしまうこともあり得るかもしれません。

オーガニックのドッグフード

一般的に「オーガニック」と言えば、化学肥料や農薬を使用せずに、有機肥料によって生産された農産物をさします。

ペットフードには「オーガニック認証」というものがあり、認証機関に認められたフードには下記のように機関ごとの認証マークが表記されています。
ドッグフード オーガニック認証

オーガニック認証のペットフードは「食品」基準で審査されたものになります。つまり人間が口にしても害がないということです。これらの認証はヨーロッパや欧米などの諸外国に存在する制度です。

残念ながら2019年現在、日本ではまだペットフードを食品として取り扱ってはいません。「JASマーク」が記載されたドッグフードを手にすることは難しいのが現状です。

しかしながら認証マークがなくても、オーガニックと謳って販売されているフードはいくつもあります。それらはメーカーの自主基準でオーガニックと表記しているわけです。

グレインフリーのドッグフードとは

穀物
グレインとは「穀物」のことです。よってグレインフリーのドッグフードと言うと、意味だけで考えると穀物を使用していないフードということになってしまいます。

しかし一般的にはペットフードのグレインフリーと言われる穀物は、主に「イネ科の米や小麦、トウモロコシ」などをさすことが多く、メーカーによってもその内容に違いがあります。

グレインフリーと表記されていてもエンドウ豆などの穀物を利用している場合もあり、全ての穀物を排除しているとは限りません。また穀物は大切な栄養源のひとつでもあり、すべてのグレインが「悪」と考えるのは早計です。

比較的、イネ科の穀物は犬が消化を苦手とする、食物アレルギーを発症しやすい、などと言われたりもしますが、アレルギーの原因はなにも穀物だけとは限りません。肉や魚がアレルギーの原因になることも当然あります。

花粉症などのアレルギーにかかりやすい体質の人もいれば、生涯アレルギーとは無縁の人もいるように、犬も穀物を摂取したからといって必ずアレルギーを発症するわけではありません。

犬の体調にとくに気になる症状がなければ、穀物をすべて排除するのではなくバランスの良い栄養摂取を心がけることも大切です。

まとめ

    ・国産と表記されていても原材料が日本産とは限らない
    ・添加物の長年の摂取が健康に問題を生じさせる場合も
    ・値段が安いドッグフードにはそれなりの理由がある
    ・日本にはまだペットフードを食品として取り扱う規定がない
    ・体調に問題がなければ、グレインフリーにこだわる必要はない